夕方ギリギリになっている貧乳の原稿を取りに行かなければならない。
場所は千葉県八街。
はっきり言って遠い。片道二時間くらいか。
しかも当日は事故で総武線が止まっていたらしい。
しかし夕方総武線が動き出したと言うことで一安心して東京駅へ。
東京駅に出る前に、中野駅で八街で座っていけるように（体力を温存するために）しおさい13号の指定券を購入。
20時45分に八街着予定。
しかし、これが悪夢の始まりだったのだ。
まず総武線が動き始めたと言っても激しくダイヤが乱れまくり、東京駅に時間になってもその特急が姿を現すことが無い。
30分遅れで特急が登場。乗り込むも動き始めるまで20分以上かかる。やっと動き始めたと思ったら明らかにのろのろ運転。先行する電車がいるとのコトで途中で長い停車を繰り返しつつ千葉家駅前までにじり寄る。
しかしこの時点で電車は２時間を越える遅れ。特急が２時間遅れると特急料金が払い戻しになるとのこと。こんな経験はそうは無いよな、と思いながらそんな経験はしたくないよな、と思ったり。
乗客は車掌に切れまくりだし。怒るのはわかるけどいくら怒ったって先に進むものではないしなあ……。
と窓を見るとなかなか千葉駅に入れない（アナウンスによると千葉駅のホームが電車でいっぱいらしい）特急を尻目に総武線快速、普通電車にガンガン抜かれっぱなしですよ。
どこがいっぱいなんだ？
そりゃー乗客も切れるわな。
約2時間半遅れでようやく千葉駅へ。この時点で22時30を回ってました。
この先八街に着いたのが23時過ぎ。
作家さんが待っていて原稿をもらっていざさらばと折り返しの時刻表を見るも、電車が無い！ 千葉行きすらない！ 完全に退路を立たれた状態。
仕方が無いのでビジネスホテルにでも泊まろうと思ってタクシーの運転手に聞くと「無いよ」の一言。
顔面蒼白ですよ。見知らぬ土地に泊まる当ても無いと言うのは恐怖だね。
ホテルがあるところにタクシーで行くといくらくらいかかるかって聞くと「佐倉（ほええ〜……お約束と言うことで）まで5000円ってトコロだね」と言われたので、一番近いファミレスまでタクシーで送ってもらうことに。
駅から車で10分くらいの街道沿いのデニーズへ23時40分くらいに到着。
コレが地獄でした。
何もすることが無く、寝ることも出来なく（寝ようとウツラウツラすると店員に起こされてしまう）、眠いのに起きたままで始発が走る５時38分まで起きてなければならない。
銀河鉄道９９９の星野哲郎の退屈を潰すエピソードを思い出したくらいですよ。
眠いからってアイスコーヒーを何度も飲んでいたらスゲー気持ち悪くなるし。この状態で座りっぱなしで約６時間はキツイ。ケータイで遊ぶにしても電池切れが怖いので（メーターが残り一つになっていた。ソニエリは持ちが悪い）電源を切りっぱなし。
ただ無為に時間だけが通り過ぎて行くって言うのは辛いですねえ……。何度時計を見ても時間は進まないし……。
そんなこんなで八街の夜は更けゆくのだった。
