タイトルは書いてみたかっただけ。
久しぶりに競馬の思い出話を少し。
小学生の頃から競馬は見ていて素養はたっぷりだったのだけど、拍車がかかったのは上京してからの影響が大きいかな。
西新宿の成子坂まで行かない七丁目にあった安下宿で知り合った福島市出身の悪友。彼が競馬に対する造詣が深かった。
毎週土日はふたりして後楽園の場外に馬券を買いに行く日々だったなあ。1991年から95年くらいまではそういう生活を送っていた。
大井や川崎にも行った。
僕も彼も増沢信者で、その辺で意気投合したのもあるのだけど。
あと就職活動をした人間でもなく、ふらふら色々な編集部の手伝いなどをしていたら、ある出版社の編集長から「編集者が足りないから来ないか」と直接連絡が。
編集長は競馬に熱心な人で、以前会ったときに自分が「メジロパーマーの有馬記念を仕留めた」と言うのを鮮烈に覚えていた様で採用のきっかけになったそう。
世の中、何があるか分からないものだ。
その編集長と、編集長より年配のデザイナーとで1994年有馬記念の前日に居酒屋に行って競馬談義をしているときに「ヒシアマゾンから買ってみたい」と告げたら、デザイナー氏が「有馬記念で牝馬なんか来ないよ。ニットウチドリの2着が最後だよ。無理無理」と開口一番あったのが面白くて面白くて。
一発でニットウチドリが出てくるのがスゴイし、当時の情景を教えてくれたのも楽しかった。
満員の中山競馬場。
ターフビジョンがあるわけでも無い1973年有馬記念で、レースを見ることが出来ない観客がピョンピョン跳びはねながら「何が来た!?」「ストロングエイトだ!」「2着は?」「ニットウチドリが逃げ粘ったあ!」
と、絶叫していたなど印象深い話が楽しすぎた。
ちなみにその居酒屋は西船橋の店で、有馬記念前日24日の中山競馬で全員ボロカスに負けていたのだけどね!
ジジイが思い出を語る競馬も、それはそれで興味深い物なのですよ。
画像は同人誌で出した「競馬狂の詩」の表紙です。だいたいそんな内容。いま競馬狂の詩02を進行しています。
ローカル三冠を中心にカワタカ氏と自分で書き上げています。自分の原稿が終わらないのだけど。
5月のコミティアあわせで出します。