ろくめん☆ろっぴ

サークルろくめん☆ろっぴの同人活動・競馬・ingress・お仕事関係など綴ります。さばかんつなお=どうかんやしま。

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森高千里「この街ツアー2021」足利市民会館へ行きました!

 ごきげんよう

 5月25日に足利市民会館で行われた森高千里のこの街ツアーに行きました。

 自分は栃木県足利市出身。いまは亡き父親は熊本県熊本市出身。

 彼女が歌う「渡良瀬橋」には思うところがあるのです。

 ここ数年、渡良瀬橋を聴いたりカラオケで歌ったりすると沁みるものがあります。渡良瀬橋自体に想い出があるんだよなあ。

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 当日の昼過ぎに東武駅に到着。正確には足利市駅なんだけど、足利市民は東武駅と呼びます。JR両毛線足利駅は両毛駅の呼称です。

 タクシーの運転手さんに行き先を告げるときも、こちらの方が通りが良いです。

 写真は中橋から望む渡良瀬橋です。自分的にはこれが一番見た渡良瀬橋だな。

 夜の部に参戦。時間に余裕があるので、渡良瀬橋方面に歩く。

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 渡良瀬橋近くに歌碑があります。タイミングが良ければこの角度できれいな夕日が見られます。

 森高ファンと思しき方々が歌碑を写真に収めていました。

 腹ごなしもかねて、渡良瀬橋近くにある足利で一番歴史のある定食屋ホクシンケンへ。

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 ネットで知り合った森高ファンに勧めたことがあるけど、外見に戦いて入ったことがないと(今回は入店されたご様子)。

 ここのオムライスが最強なのです。

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 中はチキンライス。

 ケチャップご飯じゃ無くて、チキンも他の食材とあわせて四角く切っている丁寧な仕事をしているチキンライスです。

 本当に美味いのです。しみじみと美味いのです。

 ちなみに600円なのです。

 大正時代から営業している100年を超える定食屋なのです。高校生のころは本当にお世話になりました。

 おかみさんと、当時のことを話したりも。

 森高さんのファンがたくさん来ていますねえ。リュックを背負った人がたくさん来ましたよ。

 そんなこともおっしゃっていました。

 このおかみさんの代でホクシンケンは仕舞いとのこと。息子さんは違う仕事をしているとおっしゃっていました。

 三代続いているお店だけど仕方ないね。

 僕が高校生の時に「ウチの子供がテレビばかり見て勉強しないの? どうしたらいいかなあ」とおかみさんに訊かれたこともあります。

 あと興味深かったのは、店主とおかみさんは足利市民会館で働いていたとのこと。食堂ロイアルですね。

 ロイアルにも行きたかったけど、コロナにより営業休止。

 悲しいかな営業休止のまま足利市民会館も閉館なんだろうなあ……。

 実に美味いホクシンケン。またの機会に行かねばならぬ。

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 渡良瀬橋の歌詞にも出てくる八雲神社

 869年には創建されている神社なのです。足利厨子天神が祀られており、ここの足利厨子天神御分霊が東京湯島天神の本宮なのです。

 森高千里さんも今回お詣りしたとのこと。無事に願いが叶うことでしょう。

 一度火事で焼失したけど、森高千里さんを初めてとするファンの方々の寄付金も大きく再建されたのです。

 社務所の人とそんな話もしました。

 その人と意見が合ったのは「足利の食べ物は美味い」と言うこと。

 足利は食道楽ですからねえ。

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 ちょっと歩いて、床屋の角にポツンとある公衆電話。

 これを撮影している人とも遭遇。森高ファンが足利に集結しているんだなあ、と感じました。

 高校生の時に付き合っていた彼女は足利商業高校。

 この辺で待ち合わせしましたね。その彼女は付き合っている間に、家庭の商売が上手くいかなかったのか家族ごと蒸発してしまったという悲しい記憶が。

 それもあって渡良瀬橋は去来するモノがありすぎる。

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 コンサート中のMCで上がった鑁阿寺(ばんなじ)。大きいお寺です。周囲に堀があるお寺で、元々足利義兼の平城。

 正面からの写真であれだけど太鼓橋というのもそれの名残です。

 鎌倉時代以前に建立。比較的古いお寺です。

 足利の人は「大日さま」と読んでいます。大日如来が本尊ですからね。

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 MCに出てきたパンヂュウ。3つで100円というお得感。

 こしあんで塩味もありさっぱりと食べられます。

 デートをしながら食べて、最後の1つは半分にするのがお約束。

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 森高千里とは関係ないけど、足利市民会館よりもっと先に歩くとある母校足利高等学校。公立男子校です。

 足利市民会館と共に解体される足利女子高と一緒になり共学化されるのです。

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 足利市民会館近くにある喫茶店「ふるはうす」で時間つぶし。

 このころ雲行きが怪しくなり、足利市民であればすぐに分かるレベルで雨予報ですなあって感じ。

 ここの女性店主が喋るのが面倒とか言いながら喋る喋る。

 森高千里のコンサートで来た旨を告げてはいたのだけど、喋っている間に思い出したのでしょう、足工大の学園祭にきた森高千里のポスターを貼ったとありました。

 正確に言うと、貼ってくださいとポスターを持ってきたと。当時は売れてなかったのだろうから大変だったろうねえ、ともありました。

 足利市民会館にはN響定期コンサートのホールゆえ音響は良いけど、バリアフリー化できなかったねえ、と。

 まあ、仕方ないよなあ。古いもんな。

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 これが足利市民会館。歴史を感じる建物。子供のころよく行ったなあ。よく出来た建物なんですよ。

 あと、本当に足利市民に森高千里は愛されています。

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 物販でタオルを買いました。列は並んでいたけど、コロナ対策もしっかりしていました。

 中の写真は撮影出来ないので、文字列で。

 開演して森高千里が登場。

 最初の感想は「脚が長っ!」でした。

 彼女が歌うたびに、小さな身体がどんどん大きく見えてきたのです。そして、昼の部もあったのに動きはキレキレ。

 MCで2部制ともあり鍛えてきたと。

 こちらはマスクを装着。喋れないので「てばたき」*1で反応。

 いろいろ不安だったと思うのです。

 彼女が第二のふるさとと言ってくれた足利でコンサートが出来るのはこのタイミングしかない。

 それが出来るか否かもギリギリまでどうしたものかと。

 時短で2部制にしたのも苦肉の策でしょう。半分しか客を入れられない故。

 それでも足利でコンサートをしてくれた森高千里には感謝しか無いです。

 アップテンポな曲からバラードまでテンポ良く進み、MCも面白い。

 夜の部で彼女があげた足利の食べ物で、最初がポテト入り焼きそば。これは最近テレビなどでも取り上げられて多少知名度があると思いたい。子供のころから食べていたし。

 会場からもすぐに拍手が起こりました。

 その後が香雲堂の古印最中。これもすぐ拍手。森高も休憩中に1つだけと思ったら、次に手が伸びてしまうと言う。

 香雲堂のアンコも美味いのです。

 そして衝撃を覚えたのが三つ目に上げた「芋ようかん」でした。会場は一瞬間が開いたかな。

 自分は即反応して手を叩きました。

 芋ようかんというと世間的に東京の舟和でしょうから「足利?」となるかもだけど、元祖は足利の舟定の芋ようかんなのです。

 この辺を細かく書くと長くなるのでこの辺で。

 さすが、あしかが輝き大使森高千里! 

 そして渡良瀬橋、山火事で心を痛めたことや八雲神社のことなど足利に対する思いを丁寧に語ってくれました。

 この辺で僕の涙腺が崩壊しつつあります。

 そして渡良瀬橋を歌ってくれました。

 本当は良くないのだろうけどマスクの下で一緒に歌いました。相当小声です。

 歌う森高を見ながら涙が出ましたよ。もう感激です。いろいろな思いが駆け巡ります。

 そして終盤、彼女も感極まったのか歌いきれず。

 もうそれを見ただけで、彼女の思いが伝わり胸を打ちました。

 僕の青春が巻き戻るよう。

 そのあとは観客もスタンディング。明るい曲でノリノリ。

 フリなど全く分からないけど、周囲には手練れのファンが揃っていて彼らのマネをしながら身体を動かして、楽しすぎた。

 身体は持たないけど。

 最後はテリヤキバーガーで明るくノリノリで終了。

 本当に楽しいコンサートだった!

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 帰り道、足利女子高校舎の上に大きな月がきれいに。

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 MCに出てきた足利学校もライトアップされていて美しく。

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 創業100年を超えるハマダレコード店頭には森高千里のコンサートを盛り上げるコラージュが。

 さすがハマダレコード良い仕事するね!

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 通りを歩くと立て看板に渡良瀬橋

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 すぐにホテルへ戻らず、高揚する気持ちのまま夜の渡良瀬橋へ。

 渡りながらウォークマン渡良瀬橋を聴きつつ歌っていました。誰一人も居ない渡良瀬橋を独占です。

 いつも人は少ないけど。

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 泊まったホテルは東武駅直結のニューミヤコホテル本館。

 モーニングは9階のレストラン。リバーヴューです。

 渡良瀬橋もきれいに見えます。

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 昼はハマダレコード店頭のカフェで渡良瀬橋カレーを。

 店内には森高ファンが集っていて店員さんと、コンサートについて喋っていました。

 僕もお会計の時に店員と話しました。芋ようかんの件を店員さんに言うと「意外! でもすごい!」と言う反応。

 本当はもっと詳しく書こうかなあ、と思ったけどこの辺で。

 とにかく怒濤の二日間。ずっと記憶に残るコンサートでした。

 

*1:栃木県では拍手のことをてばたきという