ろくめん☆ろっぴ

サークルろくめん☆ろっぴの同人活動・競馬・ingress・お仕事関係など綴ります。さばかんつなお=どうかんやしま。

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トッパン印刷博物館「写真植字の百年」

 ハロー!

 久しぶりに日記的なブログでっす。

 いろいろとあって絶賛無職継続中です。先月にやっとこさっとこランドサットよろしく雇用保険の申請をした状態。雇用保険受給者となるのは2014年以来かな。

 その時は雇用保険270日を使い切ってしまい求職者支援制度を活用して職業訓練校に潜り込んだのでした。

 いまの心身の状態だとマトモに求職活動が出来るのは年明けになるかなあ。
 だとしてもハローワークなどで「これだ!」って求人が出たら速攻で勝負をかけますにゃあ。

 10月1日にトッパン印刷博物館の企画展「写真植字の百年」を観にいきました。
写植と写真製版が好きな自分にとっておあつらえ向きの企画展であります。

 写研やモリサワの古い写植機や第三の写植会社リョービの写植機が並んでいました。写植が始まった頃の機械から並んでいたのでそれはそれは壮観であります。

 いろいろと楽しいモノだったけれど物足りない展示だったのも事実。

 例えば紙焼きの写植がない。版下もなかった。いまの人で写植書体に興味を持つ人に紙焼きの状態である写植というものをみてもらうのに良い機会だったと思う。

 あとは写研などの写植見本帳を並べるだけでも違ったのじゃないかな。

 それでも貴重なモノも多く展示されていて必見の企画展でした。再訪したいものです。

 当時を知る人と一緒に行くのも面白そう。身近にはいなくなってしまったけれどね。

 写植企画展に行った流れで、現役の写植オペレーターのところへ近況報告などを含めて訪問しました。相変わらずお元気で何より。

 今回の企画展についても伺ったり、かつてのことを訪ねたり。

 そして現在進行形のお仕事についても興味深いお話を聞くことが出来ました。

 いつの日にかマンガ編集者からみた写植について同人誌でも出せればな、という気持ちも強くあるのです。

 ちなみに自分が出している同人誌の中でもちょいちょい写植を使っています。

 写植というのは書体だけではなくオペレーターの技術力や美観的センスもあって完成している、としております。

 あとエッジがにじむのがまさに写植。写真製版なのだよなって。

 ここまで行くとジジイの戯れ言になってしまう。

 そんなわけで誰か僕に仕事を紹介してください。


■印画紙の生産が終わったのも写植終焉のひとつかなあ。その前にモノクロの現像液がなくなった(カラーの現像液が代用品となる)。カラーの現像液だと文字が茶色ぽくなる。


■いまでも現役のPAVO-KY。版下製作など電子制御式手動写植機で出来ることが全て可能となった写研写真植字機の大傑作であり最後の機種。


■書体ごとに文字盤がわかれている。サガサーヌという棚にいれて探さないようにすむようになっている。サガサーヌあたりは写研らしいネーミングだよね。


■写研写植見本帳の最終版。僕が編集作業を始めた1991年にはこれだった。写植屋に「次の号はでるのですか?」と訊いたら「出ないね」返答があったのを覚えている。